2ヵ月目には
- 英語長文ハイパートレーニング【超基礎編】
- 英文法・語法 Vintage
の2つをやってもらうよ。
1ヵ月かけて2冊だけ?楽勝だね。
全然。ここが一番辛いよ。マジで辛い。留学後含めて半年間の英語学習の中でここが一番しんどかった。
えぇ・・・そうなの?怖いなぁ・・・
まずは、英語長文ハイパートレーニング【超基礎編】。
これは割と楽しくやれるんじゃないかな?1ヵ月目に英語の基礎と大量の単語熟語覚えたから、なんとか読めるはず。
超基礎編っていう割に普通に難しいんだけど、解説が丁寧で5文型全部にS.V.O.Cが振ってあるから、最初は分からなくてもだんだん分かってくるよ。
解説をしっかり読んで、同じ英語の文章を何度も読み直すとだんだん読めるようになってくるから、嬉しいよ。
この本で、英語を読むっていう感覚を掴むんだ。
英語を読んだり書いたり話したり出来るようになりたくて勉強してるから、まずは読めると嬉しいだろうね。頑張るよ。
でも、ここはそんなに気合入れすぎないで、サラりと流して大丈夫。ほどほどで。
この英語学習の最大の山場はこのあとだから、ここでバテちゃわないように・・・。
・・・・ゴクリ
英語長文ハイパートレーニング【超基礎編】は、Stock3000と4500が終わっていれば、単語を繋げていくだけでもなんとなく読めるはずです。全く読めないということはないかなと。
S.V.O.Cの品詞が振ってあるので、それを参考に文章の構成を意識して読む感覚を養いましょう。
語学の習得において、読んだことのある文章の総量とその言語に対する習熟度は比例します。
読めば読むほど力が付きます。1つ1つの文章があなたの血肉になっていると感じながら読んでいきましょう。
この英語長文ハイパートレーニングはシリーズもので、英語長文ハイパートレーニング【超基礎編】の他に、【標準編】と【難関編】があります。
くれぐれも今回の【超基礎編】をやり終えたからといって、すぐに【標準編】へ手を出してはいけません。
【標準編】は絶望的な難しさを誇るため、マジで激萎えします。
シリーズもののくせに一つ難易度を上げるとレベルの差が大違い過ぎてビビりました。急にクッソ難しいです。ドラゴンボール無印で、天下一武道会の決勝で天津飯と戦った悟空のもとに、いきなりギニュー特戦隊が来るくらいヤバいです。絶対に手を出さないように。
英語長文ハイパートレーニング【超基礎編】を終えたら、Vintageに取り掛かろう。これは英語の細かい文法事項のまとめ集みたいな参考書だよ。
分厚いね・・・
うん・・・このVintageをやり切るのが僕の英語学習の中で一番大変だったな。
ただ、ここに書いてあることをしっかり覚えれば、1ヵ月目に学んだ知識の整理もできるし、この先たくさん長文を読んだりリスニングを聞いたりした時に出会う疑問を、先に潰しておけるようになるよ。
この1冊をやり切ったら、あとはもうできるだけたくさん文章読みまくって、音声を聞きまくるだけ。
単語と文法の詰込みが、そのための土台作りだから。Stock3000、4500とVintageをやったら、知識の詰込みは完了。自信を持っていいからね。
頑張ってみるよ。
このVintageは、解説が本当に丁寧なんだ。
全文法問題の解説の動画がユーチューブにアップされていて、分からなかった問題について理解しやすいし、問題分の品詞なんかも振ってくれたりもして、さらに英文自体への理解が深まるよ。
特に、関係詞あたりの問題の解説は、正直、本の中の文字で呼んでもチンプンカンプンだったけど、動画での解説を見たら凄くよく理解できたよ。
文字だけだと理解しにくいし、説明する方も難しいだろうし、本を読み続けるだけだと疲れちゃうから、音声での解説って本当に助かる。
インターネットが発達した現代だからできる学習法だね。
本当にそう。これに限らず、今の世の中は科学技術が発達したおかげでとっても英語学習しやすくてありがたいよ。
Vintageは大変有名な参考書で、物凄く多くの利用者がいる参考書だから、もしもVintageの解説動画を見ても分からない部分があったら、問題文の英文なんかをインターネットで検索してみるといいよ。
同じような疑問を持った人が、すでにYahoo知恵袋や個人ブログなんかに質問を投げかけてたりしていて、分かりやすい解説を得られることも多々あるから。
当時の僕みたいな、誰にも頼れる人のいなかった完全独学者にとって凄く頼りになったよ。
Vintageをやり切るのに自分は丸々3週間くらいかかりました。
人生の中でこんなに分厚い参考書に取り組んだことはなかったです。
ただ、このVintageが自分にとって一番素晴らしい参考書でした。それ以降の英語の学習の基盤のようなものになりました。
私のバイブルとも言えます。
私の英語学習の歴史は、Vintage習得前と習得後の2つに分けられるといって良いでしょう。
文法事項に置いて全く理解が出来ないものがほとんどないという状態は、英語の勉強を進めるうえで大変な強みです。
効率がとても良くなります。Vintageを終えても読めない文章は結局、単語や熟語の意味を知らないか、挿入が複雑怪奇か、大胆な省略が行われているかのどれかに絞れますが、そんな文章は受験英語には頻出だったとしても、英語圏での実生活の中では滅多に出会わないので、海外で英文を読むときに強気でいられるようにもなります。
この参考書を成し遂げられれば、必要に応じて「ワーホリレベル」よりさらに上のレベルの英語学習にも移行できるでしょう。
私はVintageを3周ほどしました。1周目は激ツラでしたが、2周目以降はちょっとマシでした。
ただ・・・今振り返れば、この参考書は大学受験レベルの細かい文法知識を網羅されているもので、ひょっとすると「ワーキングホリデー制度を利用して外国のアルバイトに採用されるレベルになること」という目的には少しずれており、オーバーキル気味かもしれません。
”こんな細かい文法事項は実際の英会話やリーディングには不要”ともいえる知識も正直含まれています。
完了不定詞とか連鎖関係代名詞とか、ワーホリレベルの現場ではあまり使わないでしょう。
また、正しい語法、例えば、可算名詞と不可算名詞や自動詞他動詞の用法など、そんなキリキリに気を配らなくても、英語圏の人も日本人相手には多少の間違いも全然大目に見てくれます。
実際の現場ではもっとテキトーな”ノリ”での会話が主です。
Vintageは非常にヘビーな問題集なので、万が一辛すぎて投げ出したくなったり、挫折しそうなときは、思い切ってVintageを中断しても良いかもしれません。
英語学習で最も致命的なことはダントツで”英語の勉強自体を辞めちゃうこと”です。Vintageがハード過ぎて英語の勉強を続けられなくなるくらいなら、中断して、次の”【英語】ゼロから3ヵ月で海外就職に辿り着ける学習手順 3ヵ月目【完全独学可能・実体験】”へ進んでしまいましょう。ぶっちゃけどうにかなります。